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子育て幽霊 後編

無事に2話目の子育て幽霊も完結しました。
久々に東方やって時間がやばくなったりしたものの、無事に8ページ完成となりました
途中で庵主が四季映姫様みたいになったり
女の幽霊が完全に病んでいたり……
1話目のシリアス路線はどこへ行ったのやら……
まぁ、ともかくこの勢いで行けば何とかなるかも……?
しかし、今日明日共にバイトの夜勤が……
昨日も22時上がりの予定だったのに何故かラスト……
……
今日ラストなのは良いとして、明日もラストなんかなぁ……
閉店作業終わらして帰って来ると完全に日付変わってるし……
……
このペースならなんとか終わるでしょう……

では、後編は何時もの様に続きから




外が明るくなった頃、私は男と共に戸棚から出てきた。
話を聞いたときから薄々感じてはいたのだが、やはり怨霊化していた。
今のところ戸棚の中には気が付いていないから良いものの、そのうち中に居ることに気が付いて取り殺されてしまうだろう。
その事を私は男に伝える。
男は酷く怯えて私に相談してくる。
「俺の隠れている場所が見つかるのも時間の問題か……何とかしてあの女の魂が来ないように出来ないものなのか?」
その方法は知ってはいるのだが、少々脅しをかけてみる。
ここで反省させなければ意味は無いのである。
「それは簡単なことです。あなたが死ねば全ては丸く収まります。因果応報、と言うことです」
予想通りに男は狼狽して私に懇願してくる。
「俺が死なずに何とかできないのか?」
私は少し考えてから口を開く。
「あなたは毎晩の様に博打に出かけて妻の事は完全に見捨てていた。他人の事を考えた事は殆ど無い。そう、あなたは少し自己中心的すぎる。今までの事を悔い改め、善行を積むと約束できますか?」
完全に怯えきった男は、必死に頭を縦に振っている。
「わかりました。それでは、まずは蒲を刈って来なさい」
男はすぐに鎌を持って出て行った。

それから暫くして男は沢山の蒲を携えて戻ってきた。
次にどうすれば良いのか聞いてきたので、それで菰を編むように言った。
男は作業をしながら質問してくる。
「菰を編んでどうするつもりなんだ?」
「先程も言ったはずです。あなたも死ぬのです。」
「それじゃ話が違うじゃないか!」
「話は最後まで聞きなさい。本当に死ぬのではなく、死んだように偽装して母子の霊を騙すのです」
「……という事は、これに包まって墓所で寝るのか?」
「物分りが良くて助かります」
「……それで来なくなるんだな?」
「少なくとも貴方の命を取りに来ることはありません」
「もしバレたらどうするんだ?」
「その様な事に備えて私も墓所に行きましょう。いざとなったら私がなんとかします」
そうこうしている内に菰を編み終わった。
私と男は墓所へ向かい、男は言われた通りに菰に包まって母子を埋葬した所で横になった。

夜も更けてきた頃、墓所で異変が起きた。
盛られていた土が動き、埋葬されていた女が出てきた。
男は内心ビクビクしながらも、死んだ振りを続けている。
女は暫く辺りを見回して、側にあった菰に気が付いた。
「こんな所に菰なんてあったかしら……?」
そういって包まっている男の顔を覗き込んだ。
「あら、貴方も死んでしまったのね? ならば冥府を探せば貴方の魂も見つかるのね。そうすれば二人だけで幸せな生活が送れるわ……」
女は完全に騙されたようだ
「うふふ……浮気相手を見つける前に探さないと大変ね。急いで行くから、待っててね……」
そう言って土の中へ戻って行った。
そして、以後女が出てくることは無かった。

「……と、これが私の体験した話です」
私は、男がその後どうなったのか尋ねてみた。
「ここに一人の寺男が居たでしょう? あの一件が終わった後に人に尽くすように説いたら私の所で下働きをさせて欲しいと言ってきたので、引き取る事にしたのです」
成程、だから庵主の話と聞いてあんなに驚いた顔をしたのか。
自ら体験した恐怖がトラウマとなっているのであろう。
私は話の礼を言い、堂から立ち去ろうとした。
その時、後ろから声をかけられた。
「人の、特に女性の執念というものは非常に恐ろしいものです。貴方も人の恨みを買わないようにお気をつけて」
私は振り返って一礼をし、堂を後にした
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